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トッキー
2012.6.30 02:30震災・原発問題

再稼働反対・官邸前デモに行ってきた

デモなんてものに参加したのは、
薬害エイズ事件で
厚生省(当時)を囲んだ時以来、
17年ぶりです。

毎週金曜日に、
総理官邸前で行われている
原発再稼働デモ
すごいことになっていると聞き、
これは一度は参加して
現場を見ておかねばと、
昨日行ってまいりました。

初参加で全く勝手がわからず、
地下鉄・国会議事堂前駅を出てからは
ひたすら主催者側に誘導されるままに
ゾロゾロ。すでにすごい人出で、
ノロノロとしか進みません。

後で知ったのですが、この日は
あまりに参加者が増えたため、
まず駅から総理官邸とは逆方向の
霞が関方面へ回り、財務省上から
国会議事堂の脇を通って
総理官邸前に至るというコースに
なっていたようです。

方向オンチの私は、
自分がどこを歩いているのか、
どっちが総理官邸なのかも
わからないまま、ただ人の波が
流れるままに進んでおりましたが、
どんどん人が急増していく
のがわかります。

驚いたのは、デモの秩序正しさです。
他の通行人の邪魔にならないように
歩道の片側を開けるようにとか、
車両の出入り口を確保するようにと、
主催側のボランティアや警官が
指示すれば、みんなすぐに従って、
ほとんど混乱は見られません。

昔のデモは必ず
警官とデモ隊の小競り合いという
イメージでしたが、ここでは
まるで警官も共催者かのように
思えるほどでした。

開催時間の6時を回ると
自然発生的に「再稼働反対!」
のシュプレヒコール、
あちこちで笛や太鼓や
鳴り物が響き始めました。

このデモはツイッターなどによる

「個人」の集まりの新しい動きだと
よく言われていますが、実際、
団体の旗もないわけではないのですが、
それをはるかに超える、
老若男女幅広い普通の人が
来ているのは確かです。

目立ったのは、写メで記念写真
撮ってる人が多かったことで、
一種の「お祭り」的な
雰囲気も
感じました。

私が首相官邸近くまで達した時には、
もう歩道からはどんどん人が溢れ、
ついには6車線の道路すべてが
人で占拠されてしまいました。

とにかくものすごい人数で、
「再稼働反対!」の声が轟々と
上がっていました。

予想を超えて人が集まったため、
主催者は予定の8時より前に
解散を宣言したらしいのですが、
それでも大きな混乱もなく終了。

騒動を起こせば、今後のデモに

支障が起きることを各自が自覚して
自制して行動しているのがわかります。

薬害エイズ運動からよしりん先生が
『脱正義論』を描くに至るまでを見ている
ため、このデモの「個人の連帯」も、
鳥越俊太郎みたいに手放しで
褒め称えることには躊躇を感じるのですが、

薬害エイズの学生たちの運動にも、
和解成立までは確実に意義があったのと同様、
現時点においては、原発再稼働という
喫緊の問題に対抗するためには、
必要であり、大きな意義があると感じます。

何よりも腹が立つのは、
これだけの人が集まり、
声を上げているのを知りながら、
「大きな音だね」
の一言で通り過ぎた
野田首相の態度であり、

原発維持には何の大義もなく、

こんなものは
決して動かしては
ならないのですから!!
トッキー

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